2010年01月13日

バードベーンの使い勝手&検証

バードベーンは突属性といわれる。ということは突弱点の敵なら有利に戦えるということである。
しかし、一方でLv54の武器であるため、D値が低く、間隔が長いため、Lv75ではそれほどの優位性はないということも言える。
そこで、空の鳥で2hほど殴って、デストとの差異を見てみた。


えーと、詳しくは綴じ込みであるが、余談ばかりであるので結論を先に書いておく。

突弱点で25%のボーナスがあると、バードベーンとデストの素の性能差が丁度埋まる程度の差異になる(Lv75時)。
したがって、Lv75で普通の相手では、突弱点であっても着替える利点がない。
そのままデストでいけばよい。

バードベーンの有効なケースは、
・アポリオンの一部などで格打完全耐性の敵用
・強烈な格打耐性のあるアモルフ類、特にスライム(格打75%カット→物理50%なので2倍)に有用
といえる。スライムベーンといったほうがいいかもしれない。

もっとも逆に考えるとバードベーンはLv75で非常に有用な武器であるデストクラスの性能を、鳥相手ならLv54から出せるというとんでもない武器である。MMMレベリングで一番有用なバード設定や、アトルガンの我コリ、あるいは少し劣るがインプ等で活躍するための武器といえるだろう。
つまり、レベラでの槍天国のところに、モも食い込める余地を作るための武器ではないだろうか、と邪推せざるを得ないほどレベラ向けの武器といえよう。

さて、長いぞ。
検証状況など。


★条件
鳥といって思い立ったので。
空の鳥(丁度。Lv72〜74)をサポ踊ソロで。
個体でレベル差はあるが、Lv73±1なので平均すればわりと均一な相手といえる(実際には攻防比のブレがそこそこある)。
命中、SVはキャップする格下であるものの、攻撃力はキャップにはほど遠い状況。

★理論値?
デストロイヤー:格闘◆D+5 隔48 潜在能力:D+18 クリティカルヒット+6% (ry
バードベーン:格闘◆D+14 隔84 対バード:命中+3 戦モ赤暗か Lv54 RaEx

格闘は、Lv75では基本間隔300、素手D値35(格闘メリポでスキル+済み)である。
ということは、
デスト:D53、間隔348(2発)→D/隔 0.304 SV補正+10で0.362
ベーン:D49、間隔384(2発)→D/隔 0.255 SV補正+9で0.302
突弱点:D値+25%、間隔同じ→D/隔 0.319 SV補正+9で0.375
素手 :D35、間隔300(2発)→D/隔 0.233 SV補正+8で0.287

と対鳥であればD/隔で4%ほど上回る計算になる。
ただし、これはデストのクリティカルを含まない。
クリ上昇分を計算に入れると、期待値として3〜6%ほど向上するので相殺される可能性が高くはあるが、通常攻撃だけみればいい勝負、クリ上昇分を4%弱と見積もると、若干バードベーンが上になる可能性が想定できる。しかしこれは僅差であると思われる。

ただし、WSは別である。WSの属性は変わらない(バードベーンでも突にならない)ので、単純に武器D値(とSV補正)が低くなる分弱くなる。
WSDは今回の装備でデスト時647に対し、607になり、6%ほど落ちる。
D値からみるとそれほど大差はないのではあるが、大雑把に見ておよそ1/3をしめるWSダメが5%落ちるとトータルでは2%ほど落ちる計算となり、通常でのバードベーンの利点を打ち消して余りあることになる。

また、WS数でみると、デストのほうが多いという予想になる。獲TPから、自装備ではTP100までの振り数がデスト20HIT、ベーン19HITと5%くらいベーンのほうが有利に見えるが手数が10%ほどデストが多いため、TP100に到達にする時間でいうとデストのほうが短くてすむ。

それ以外でも
・間隔が短いほうが単位時間あたりに蹴撃が出る確率が高まる(これは若干デストが強くなる)
・クリティカル発生率がどれくらいか分からない(相対的に基底のクリ率が高いほどデスト不利)
・攻防比でクリティカルの重みが変わる
・蹴撃にクリは乗らないので、デストのクリティカル率は額面どおりにはならない
・D値に5%のランダムなブレがある
・整数値化(切捨て)の罠が発生する(特に突弱点25%上昇時のD値補正)
・サンバ・ワルツでのTP消費と被弾、WS数の関係、TP効率
などなど、様々な要因があり、実際に試して見ないと分からないレベルである。

あまりバードベーンが強い予感はしないが、いざ殴ってみるとする。


★検証用装備
いわゆる空黒。ヘイスト25%仕様。胴は命中が不要なこと、サポ踊での防御面を考慮し袖(※)を選択。
少し回避寄りに設定し、手は回避を考慮しつつ多少攻撃面も考えてデナリ。
アクセはビビキー、ブルタル、ミュージック(回避)、ラジャス、フレイム、コースケープ(回避)。
食事は山串。攻423、命中345、STR115、回避319。SVは余裕でキャップの領域。
なお、攻防比的には1.25を若干超える程度であることが予想される。

WS装備は、ゴルゲ、修羅頭脚、アルキオ、デナリ足のSTR重視で5箇所のみ。
攻426、命中347(+ゴルゲ分)、STR132、VIT86。WSDは53+10+17の80×命中数(+初段ゴルゲ約1.1倍)、フルヒット647である。
バードベーンでは49+9+17=75×命中数、フルヒット607となる。

WS装備はサポ忍だとステ220確保なのだが、サポ踊では218と若干もったいない数値になってしまっている。
耳か背をSTRのある凱旋やフォレジにすればいいのだが、回避重視とマクロ1つ押し重視のためそのへんは犠牲になっている。
あまり細かいことは気にしない。

なお、ステップは鳥には一切行わない。WSはすべてためWSとする。

※マルクや修羅、回避考慮ではスコハでもよいのだが、被弾前提の防御面とワルツの効果アップを考えた。
WS着替えを1箇所減らすという利点もある。

★★結果
★全体
デスト(約1h弱) 平均戦闘時間/間隔:87.0s/11.9s 総狩り時間[戦闘/間隔]:57m43s[50m46s/6m57s]
与ダメ__________ ___全部(___._%)__________ __通常___________ __遠隔___________ その他___________ __魔法______
Almore__________ _163351(100.0%)[193061/h] 115165[1239/1313] ______[____/____] _48186[_100/_100] ______[____]

バードベーン(約2h弱) 平均戦闘時間/間隔:85.9s/12.9s 総狩り時間[戦闘/間隔]:1h53m39s[1h38m46s/14m53s]
与ダメ__________ ___全部(___._%)__________ __通常___________ __遠隔___________ その他___________ __魔法______
Almore__________ _313417(100.0%)[190399/h] 216155[2125/2250] ______[____/____] _97262[_205/_205] ______[____]

時間当たりでみると、驚くほど差がない。一応1.4%ほどデストのほうが良好であるが…それほど差異のある差ではない。
通常は
デスト 136111/h
ベーン 131312/h
WSは
デスト 56949/h
ベーン 59086/h
となっており、ベーンのほうが強いと思われた通常でデストが上回り、デストのほうが強いと思われたWSはベーンが上と逆になっている。
WSについては回復でTPを消費するなどのため判断が難しいところではあるが。

実際のところ、ベーンで食事なしの時間が若干多めだったこと、WS効率がベーンのほうが若干よかったような気がすることなどの動きの差異のレベルでしか違わない気がする。Repなのでログ落ちや時間の誤差もある程度存在すると推定されることなので有意差というほどの差はあらわれていない。


★通常攻撃
デスト
与ダメ・通常____ __累計 __平均[最大/最小] __命中___________ __クリティカル___
Almore__________ 115165 __92.9[_182/__43] _94.4%[1239/1313] _15.8%[_196/1239]
ベーン
Almore__________ 216155 _101.7[_206/__43] _94.4%[2125/2250] _11.1%[_236/2125]

Cなしデスト 81.9[_121/__43] _93.4%[1043/1117]
Cなしベーン 93.3[_142/__43] _93.8%[1889/2014]

Cのみデスト 151.6[_182/__94](1.85倍)
Cのみベーン 169.1[_206/__85](1.81倍)

まず、平均について。9.4%の伸びが出ている。確かに大きい。突属性であることはあきらかである。
クリティカルの影響を避けるために通常のみで比較すると13.9%。

少し計算すると、素のD値ではデスト63、ベーン72であり、これは14.3%程度の差である。
厳密なD値は63〜66であり、ベーンは72,73,75である。それを考慮する(ただし、ブレの中の出現頻度はほぼ均等分布と仮定している)と、13.7%。
というわけでほぼ額面どおり。

といってもバードベーンの突効果のない蹴撃も含めての比較になるので多少のブレはあるだろう。
蹴撃は蹴撃靴を履いていないため、素手Dの35にSV補正(ランク0の武器扱いのため最大+8)がついて固定D43(〜45)。→最低ダメできっちり出ているところ。
蹴撃発生率17.5%とすると全体の攻撃数の概ね7.7%程度が蹴撃であると予想される(実際にはトドメの確率と攻撃順番を考慮すると少し下がる)のだが、考慮が難しい。1%くらい差が落ちても不思議はないのだが。
あと、そんなに蹴撃が発生していない気がするのは気のせいだろうか。


合計でみると、全体のところで時間当たりで見たように、デストの素のD値と手数とクリティカルが、突弱点の25%増を補って余りある結果となっている。

クリティカルについてはデストが明らかに上回っている。その差4.7%である。表記の6%より小さい分はデストのクリが乗らない蹴撃が含まれるためでもあるが、蹴撃考慮分でも5.5%になる程度のはずなので、ブレが発生している可能性がある。

通常、クリティカルのダメージ倍率の比率を見るとデストが1.85倍、ベーンが1.81倍とほぼ同じである。
なお攻防関数の推定(D値の5%ブレ、蹴撃考慮済み)はデスト時1.30、ベーン1.31程度(D値に対する実ダメージの平均倍率)。

グラフも出してみた。※Rep機能によるもの。縦軸は発生率(1目盛5%)
青が通常、赤がクリティカルのそれぞれ相対での発生比率のグラフである。
birdbanes_damage_graph.PNG

見ればわかるが、固定D値が比較的多く、下限=固定D値となる攻防比1.25〜1.50の状態(固定D値の頻度からして少し1.25側に近い)をよく表しているグラフである。
なお、43〜45付近のは蹴撃の固定D値である。攻防比がこの範囲で固定D値より低いダメは出ないので、固定D値より低いダメはすべて蹴撃のものとして考えて問題ない。

また、固定D値が0〜5%の幅をもって分布しているのが見てとれる。分布はその間で均一を仮定して計算していたが、ほぼそう考えて良いと思われる結果である。デストのグラフではわずかに偏りが見られる。64が出にくく、63・66が出やすい傾向は多少あるのかもしれない。ただ、他のケースなども見るにまったく均一なこともあるので誤差の範疇を出ないレベルである。

どちらの武器でも固定D値の出現比率は20%程度。デストは範囲4、ベーンは範囲3になるので1つの値の出現率はベーンが高くなっている。

また、ベーンでは出現率が0になる値が定期的に並ぶ。ギザギザのグラフとなる現象が見て取れる。

これはおそらくダメージの算出方式で、D値算出(SVと5%ぶれ計算後)→攻防関数演算→整数化→特効(突・格打・斬等)倍率演算→整数化という流れで計算が行われていることではないかと推定している。
つまり、ベーンではD値は49+SV+9で58であり、5%分布では58〜60.9になるが整数値化されてD値が58、59、60となる。
おそらくこれに攻防関数がかけられてダメージが算出される。で、その段階で整数化されたものに、さらに特効の倍率演算がかかり、さらに整数値化されるため、固定D値の範囲でいうと58が72、59が73、60が75になる。この範囲でいうと74が出現しない。特効が25%なので、5n+4の値(nは自然数)は出現しないということである。

というわけで、特効自体は+25%なのであるが、この切捨て処理の発生により若干低く最終ダメージが計算されることになる。
固定D値の範囲で見ると約24.3%と0.7%程度のロスが発生していることになる。この差を大きいと見るか小さいと見るかは議論の余地があるが、全体ダメージで0.5%以上の差異が発生するため、1%程度のダメの増減を気にするレベルではかなり影響が大きいといえる。
バードベーンが理論値より振るわない一因はここにもあるのでは、と推定している。


なお、グラフとダメージ分布から得られる知見を正確に言うと
・5%のぶれの演算後切り捨て処理がある点
・攻防関数の演算をしてからいったん整数化されて、その後特効&整数化の切捨て処理が行われている点
 (特効の倍率演算の前後で整数値化の切捨て処理が発生)
の2点の推定になる。5%のブレの処理とSVの計算が前後しているかはこれだけでは不明。

★WS
デスト
________________ 夢想阿修羅拳________ _43545 _946.6[1174/_686] 100.0%[__46/__46]
ベーン
________________ 夢想阿修羅拳________ _88955 _917.1[1105/_716] 100.0%[__97/__97]

単発威力では、はっきりとベーンが弱い。
およそ3.1%の差である。

ただし、WSDで648と607の比率(フルヒット時)の6%差ほどには出ていないようである。
攻防関数的にはおよそ1.54と1.59である(95%命中を前提。推定攻防関数1.3からAF手のためる倍率をかけると1.55程度なので妥当ではある)。
少しベーンのWSダメが高めにでている。なにか隠しで対バード攻+とかあるのだろうか。それともたまたまか。
サンプルの多い通常攻撃からみると攻防関数1.3程度で有意差はみられなかったので、検証数が少ない影響の範囲を超えるものではなく、はっきりしたことは言えない。

影響を考えると、TP効率的には若干ベーンのほうがよかった体感がある。獲TP(デスト5.2、ベーン5.5)の関係で振り数(20HIT対19HIT)が減るが、それがうまく働くことが多かったのだろう。無論これはTPを余らせない動きの違いが出てしまうところ。単位時間当たりに殴る回数としてはデストが10%上であるため、TPの貯まる時間としては振り数を考慮してもデストのほうが速いという机上論であったが、結果として時間当たりのWS数ではベーンのほうが上であり、全体のところで見たような結果になってしまったと思われる。

実際のところ、合間にFoVのために壺をやることもあり、その影響もあったかもしれない。
これは、壺をやるときには事前にTPを貯めるため、その分WS数が減るためである。FoVクリア数は同じ2回であるので、時間当たりではデスト側のほうが影響が大きくでてしまう。むしろそれが主因か。精霊被弾からの回復でのTP消費もある。
また、ベーン時に青箱からの薬品でハイエリ2回使ったことも影響するだろう(ハイエリの回復分をワルツに換算するとWS1発強に相当してしまう)。ワルツの効率という点でもベーンのほうがよいのであろう。与TPが少なければTP技の被ダメも少ないはずである。

また、多段WSはとどめで撃ってしまい低い値が出てしまうことがある。極力避ける用にしたがTP的に6,7HITで倒していることも見受けられたため、完璧ではない。Repで厳密な比較検証は難しいところである。

つまり、トータルではむしろベーンがよくなってしまう、というのは動きの差異がでてしまったのだろう。
というわけで、検証というほどのことはないのであった。


★★結論。

対鳥であっても、デストとベーンでは総ダメージにおいて明らかな差はなかった。
若干デストのほうが良好な結果を得たが誤差範囲を大きく超えるものではないため、好きなほうを使えばいいレベルといえる。

というわけで、個人的な意見での推奨ということであれば、どちらかというとデストのほうを推奨する。
ただし、スライムなど格打耐性の強い敵を除く、といったところか。あとはレベルシンク用。


検証の成果としては、バードベーン性能として、突弱点25%の分、通常の一撃のD値が向上したことをはっきり確認できた。
一方、その特効分はデストの素のD、攻撃間隔の小ささ、クリティカルとつりあってしまい、通常攻撃ではむしろデストのほうが良好であった。

WSについてはデストのほうがダメージはでるが、「今回の動き」ではWS数でベーンがカバーしてしまい、トータルではうやむやになってしまった。
比較可能な範囲では、WSDについて。WSDでデストが6%ほど上回る机上計算であったが、実際のWSダメージでは3%程度であった。
思ったほどの差がでない原因は不明。WSの検証数は通常攻撃に比してあまりに少ない。
もう一度長時間デストで殴り比べたほうがよいかもしれない。

なお、基本性能としては僅差であり、バードベーンがさらに有利になるシチュエーション、例えば
・SVがキャップしない相手…武器ランクが低いのでキャップしているとSV補正でD1差増えているが、これがなくなる
・命中がキャップしていない鳥相手…バード命中+3が有効
・攻防比がキャップしている…クリティカル+が相対的に弱くなる
・クリティカルがキャップしている…クリティカルの上積みが相対的に低くなる
などの条件で変わりうる程度である。
その例の上二つは格上、下二つは格下条件であるので、相反する項目であり、結局潰しあいそうである。が、その上でどう影響がでるかというのは検討する価値がある。
例えばGコリでメリポなどという向きには上2つは満たすと思われるので一度試して感触をつかむというのはアリだと思われる。
これらとは別に与TP面での利点が若干ある。もっともこれはハデスを使うべきではあろう。

ただ、実際のところ、鳥・コウモリ・トンボなどに限定した戦闘というのは限られるのでなかなか試す機会がないかもしれない。
PukやImpは突+12.5%なので、+25%でデストと同程度ということはそれら相手では1割以上劣ってしまう。突特効を過信してこのような相手に使うと弱いので注意が必要である。
posted by alm at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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